登場人物紹介 ※顔クリックで全身図が出ます

第1部 アルファ編

自由傭兵団
サヌア
主義主張を一切持たない自由傭兵。毎日を楽しく過ごせれば、それでいいだけという生活を送っていたが、様々な人々との出会いから、徐々に六界戦争の深い部分へと関わっていく。
ロリスザード
ヴァーグリア国から流れてきた魔剣士。現在はサヌア達と出会い、馬が合った事から、共に傭兵をしている。
ダイルーガ
傭兵団の一人、猪突猛進の純粋戦士だが、その破壊力は並外れている。面倒見がよく、あまり他人と衝突することもない。
レイア
傭兵団の一人。僧侶でありながら、神よりも金を信仰する男。皮肉屋で憎まれ口ばかりをたたいているが、潜在的な魔力は高く、回復系法術の力は神官クラスである。
シーナ 【VOICE:倉科悠那】
ヴァーグリア国隠密にしてロリスザードの部下。現在は主人であるロリスザードが傭兵をしている為、その私兵として情報収集を裏で行っている。
リーザス
流れ者の傭兵、魔王ガルゾーマを討ったサヌアに興味を抱き、挑戦する。後にサヌアの弟分となる。飄々として憎めない男。

ヴァン・フレイ国
ルナティス
現在ヴァン・フレイ国最高責任者の地位にして「聖なる魔女」と呼ばれる魔導師。各地で行われている戦乱を、それぞれが自国の問題と考えている諸国に対し、「世界の問題」ではないかと疑問に持ち、やがて六界戦争の包まれた霧を少しずつ晴らす存在となる。
ガラ
冷静な判断と決断、そして優れた剣術でヴァン・フレイ国の中核を成す将軍、数多くの戦場で総指揮官の地位を任されている。ランとミューの兄。
ミュー
三兄妹の中でもっともしっかりし、兄をよく補佐する。補佐官としては優秀だが、自身が軍勢を率いる指揮官としては凡将。
ラン
三兄妹の一番下。楽天的で、常に天然ボケな行動をとる。あくまでも兄と姉の手伝いに徹し、将としての才能には恵まれてはいない。
ビルド
ヴァン・フレイ国守備隊長。その任務は首都防衛であることから、自分の出番が来ない事を願いつつ日々鍛錬を続けている。
アーリナ
ヴァン・フレイ国守備副隊長。ビルドとは公私共によきパートナー。お互いの事を同性の悪友という感覚で付き合っている。
ティアナ
ヴァン・フレイ国の将軍だが、出身地がガルシーダ国ということがあり、ロリスザード、シーナとの関係は良好ではない。
ジュディス
ヴァン・フレイ国の将軍。艦隊指揮能力に長けているが、その地位は父親から譲られたものだった為、自身の力がその地位に相応しい事を証明する機会を伺っている。
ガリック
ヴァン・フレイ国の将軍。歴戦の猛者であり、先代の王より授けられた法術を施した5種類の武器を使いこなす。
アゼル
ヴァン・フレイ国の将軍。胸に病を抱えているがそれを秘密にしている。
ゴトラス
ヴァン・フレイ国の将。元々は罪人だったが、手柄と引き換えに減刑されるという囚人を集めた部隊を指揮する。自身の罪は既に消えているが、部隊に留まり、指揮を続けている。
ローザ
実力はあるが、そのナルシストな性格から人々に避けられている将。
ベチカ
戦局に応じて各地を転戦していたことから、放浪将軍と呼ばれた男。特別優れた能力を持つわけではないが、あらゆる分野をそつなくこなす能力は、援軍としては得がたい存在。
 

アルビス国
エリシア
アルビス国将軍。幼き日に見た勇敢な騎士団に憧れて自らも仕官することとなり、後にルティエ、カルディナと並び「アルビス三麗将」と呼ばれる事となる。
カルディナ
アルビス国の内政官。本来の立場上はアルビス国議会の議員だが、当時黙認されていた将軍との兼任を努め、内政のみでなく軍略も担当する。
ルティエ
流浪の身であったが、アルビス国の将軍となる。長い間カルディナの副官的存在を努めていた事から、カルディナ失脚後、一時国境防衛軍総指揮官の地位に就く。
リドラ
アルビス国将軍。攻守のバランスに優れ、要所を守備、または攻略する能力に長けている。駒として動く事でその能力は発揮され、広い視野で戦場を見る事はできない。
ラギ
童顔であることから誤解を受けるが、れっきとした成人男性。暗算能力に優れ、全ての事柄を計算によって出す男。
レイス
幼き日の火傷により顔をマフラーで隠している。火に対して特別な執着心があり、恐れていると同時に火攻めを好むという矛盾した愛憎の感情を持っている。
レクシア
蜉蝣時代の名将の子孫。歴戦の勇士であり、戦略眼、戦術眼、武勇と将に必要なものを全て揃えているが、先祖の勇名も手伝って態度は尊大。
サンド
かつてレクシアと戦い、敗れた後配下となった将。腕に携帯可能なまで小型化した法術砲を装備しているが、彼の腕力でなければ扱えない、量産に失敗した武器である。

ラ・ディアス帝国
フローラ
ラ・ディアス帝国の将。知略に富み、内政、外征にその智謀を発揮する。
マルキィ
ラ・ディアス帝国の将。「努力する秀才」タイプで、将軍としては異例の若さで就任するが、その若さから周囲に侮られている事を屈辱に思い、自分を認めさせる機会を虎視眈々と狙っている。
スレイナ
ラ・ディアス帝国の若き将軍、皇室の血を引きながら兵士達と共に生活を送り、人望も厚い。長年をかけて、自らの派閥を完成させている。
ボーン
ラ・ディアス帝国の将。その外見は性格をそのまま現し、猪突の人。曲がったことを嫌い、何事においても正面からぶつかることを信条としている。
ホルス
ラ・ディアス帝国の将。ノアルスの戦いで全身に傷を負い、以後戦線に復帰してもその全身の傷を包帯で隠し続けた。
クリスアーノ
ラ・ディアス帝国の将。幼少時から法術の能力に長けていた為、若くして将の中枢を担う。スレイナに早い段階から目をつけ、自ら接近、その派閥に籍を置く。
ストライア
奇策や妙策を好み、戦場、自分の計算が通用するか試す場所と思っている軍師、能力は高いが、性格に難があり、人間関係で問題を抱え、疎んじられていた。
 

ティネゼリア帝国
シュバイン
ティネゼリア帝国の将。普段は冷静な判断を下せる将だが、長年国境を争っていたメッツ帝国を心底憎み、メッツ帝国絡みとなると途端に判断力が硬直する。

メッツ帝国
グラシス
メッツ帝国の将。ティネゼリア帝国を快く思わないが、感情に流されず冷静な判断を下す力を持つ。

アストリア国
パール
アストリア国の隠密として各地を走り、情報収集、情報操作を行っている。元々流れ者の雇われ隠密であり、国に対しては契約以上の忠誠や義理を感じていない。

シーザルス国
リチヤ
シーザルス国の将。艦隊指揮官として優れた能力と実績を持つ。

アリアス国
ミッドガルツ
アリアス国の将。何事にも生真面目で忠実な性格。誰に対しても敬語で、常に一歩退いた位置から言葉を発する。

アディス国
リフィティ
アディス国第三王子、後にリヴォル帝国への恭順の示しとして人質となる。温室育ちの苦労知らずな面がある。

ヴァーグリア国
フライヤ
ヴァーグリア国王。若い世代の成長を、孫の活躍の様に暖かく見守ってきた。
マルタナ
ロリスザードの恋人、誰にでも優しく面倒見がいい少女。竜技七将軍の一人。
シーバズル
かつてロリスザードと幾度となく激しい戦いを繰り広げ、今は互いの実力を認めて合う好敵手。

ヴァーグリア国その他の登場人物

フェローラ国
ガルゾーマ
帝王軍の精鋭である三魔王の一人。その実力と人望は帝王軍屈指。かつてはジルダー、シャラダンと轡を並べ、自らの力で軍勢を作り、鍛え、そして勝利を重ね、フェローラ国の実質的な最高権力者となる。
ガミラン
ガルゾーマ配下。戦場でサヌアと出会い、剣を交え、互いに生涯のライバルとなる。戦略や戦術に興味を持たず、ただライバルとの戦いだけを望む姿勢はサヌアを鏡映しにしたものともいえる。
マルン
ガルゾーマ配下。地味だが確実に任務をこなす男。
エミリィ
ガルゾーマ配下。攻勢に対しては強いが、その反面守備に難を持つ将。
ヴィル
ガルゾーマ配下。普段は軽口を叩くが、自らの主と仰ぐガルゾーマにだけは畏敬の念を持ち続けている。
ロアリー
ガルゾーマの副官。ガルゾーマに対して密かな想いを胸に秘めている。

ジルダー派閥
ジルダー
互いに信頼で結ばれた「三魔王」の一人、元々はザールックの支配を委任されていたが、ガルゾーマが討たれると、全てを投げ捨て独自の判断でアルファへ移動する。その姿は魔王という名とは裏腹に、まるで初心な乙女と称されることとなる。
ベルバット
ジルダー配下にて幼き頃より育てられた子飼いの将「三翼将」の一人。魔王として君臨するジルダーのみを師と仰ぐ。
マシューマ
ジルダー子飼いの将で三翼将の一人。例えジルダーが叛乱者となっても、決して傍を離れない忠臣中の忠臣。
フェンリル
ジルダー子飼いの将で三翼将の一人。ジルダーを尊敬し、自らがその保護下でなければ力を発揮できないことを知り、彼女と共に叛乱者と呼ばれる立場となる。
バルタザール
魔王ジルダー直属の部下。個の武に非常に秀でた武人で、ジルダーの護衛的存在。その為、ジルダー出奔にも当然の如く行動を共にした。
 

リヴォル帝国
ボルド
三魔王シャラダンが率いる四方将の一人。落ち着いた風貌そのままに冷静な判断を下し、シャラダンの決断に最も近い意見を出す男。
グスタル
シャラダンが率いる四方将の一人。その破壊力はリヴォル帝国軍随一。
アスタル
三魔王シャラダンが率いる四方将の一人。グスタルと並んで破壊力に富み、シャラダンの期待に応え続けた将。
イズ
三魔王シャラダンが率いる四方将の一人。攻撃に傾く四方将で唯一慎重な動きができ、三人の潤滑油的な役割を取る将。
ベルンハルト
通称「黒のベルンハルト」亡命者のみで結成されたシャラダン配下の精鋭部隊、ウルフェンリッター指揮官。範囲内の全ての魔力を消滅させる結界を持ち、敵味方の区別なく法術を封じて白兵戦のみでの戦いを繰り広げる。
ラスコップ
帝王軍の将。現在はシャラダンの指揮下にあるが、略奪を好み、仲間からも見つからない場所で独自の蛮勇行動をよく行う。
ミリィ
四方将ボルドの愛娘、末っ子ということもあり、特に可愛がられて育てられた。現在はメイド達と共に家事全般をこなす。

ナイトメアフォース
デルアーミー
冷王と呼ばれる暗殺者。外敵よりも主に内部の裏切り者を処刑する仕事を行う為、死神と呼ばれている。
リオン
元はデルアーミーの部下であったが、ローザ国の将軍となり、奴隷を指揮する役職を楽しむ。後にデルアーミーの部下に再任。彼と共にジルダーを狙うこととなる。
ヘイス
団体行動が苦手な為、デルアーミーの部下に異動させられた。左手に収納されている宝玉から魔力の続く限り光の矢を出すことができ、これを弓で放つ。

ガライザラ
シオン
ガライザラ方面を統治していた王の娘。父が謎めいた急死を遂げ、王の座を奪われ、現在は「姫」と呼ばれつつも、実際は僅かな部下を持つだけの身となっている。
イクルテイ
様々な部族が混在するガライザラ、その中の一つの部族の長。シオンの器に目をつけ、協力を申し出る。
バシュタルク
シオンの父の腹心、王の死後、その後継者となった。シオンを姫と呼ぶ一方で、その人望と実力を疎ましく思っている。
グラーバル
ガライザラで中立を保つ部族の長、優れた将だが、少数民族の長という立場から、部下達を何よりの宝と考え、自我を抑えて常に勝者に靡く。

バーン国
リルル
バーン国王ガデスの娘、父の急死により、何もわからないまま傀儡として国王の地位を継ぐことになる。
サザンクロス
バーン国に所属する智将。風流をこよなく愛する魔術師で、その智謀に関しては仲間から絶大な信頼を寄せられているが、風変わりな口調だけは馴染んで貰えない。
ライウン 【VOICE:秋葉モモ代】
バーン国の将、常に天候を気にする不思議な癖を持つ。サザンクロスの派閥に属し、彼の作戦を実行する重要な実戦部隊を指揮する。
グノー
バーン国の将。部下からは慕われているが、敵に対しては徹底的に残忍で冷酷。捕虜に対しても容赦することがない。
ハカン
飄々として、常に皮肉と冗談を口にする掴めない男。サザンクロスが提唱する彼独自の風流を、唯一理解、賛同している。
ディルギオフ
自ら策を生み出すことはないが、与えられた策を確実にこなす純粋戦士。

クレアティボ国
リルム
クレアティボ国王女、魔族の姫としてこの国を統治し、治世に手腕を発揮する。大きな失策もなく、民衆からも慕われているが、病的なまでに潔癖症な性格から、誰も知らない心の底で僅かな消滅願望を秘めている。
マーノ
クレアティボ国所属だが、遊撃隊を指揮し、あらゆる戦線に移動するものの、各地で連敗を重ね、やがてその敗北自体が作戦に利用される事となっていく。
その他
フランツィスカ
将軍としての器はまったくないが、火の法術の威力は凄まじく、その力のみを買われて罪人のまま部隊に飼われる。非常に残虐な性格だが、保身能力に長けており、危機を察知すれば仲間を見捨てる事もなんとも思わない。
シュラ
魔王シャラダンの息子だが、放蕩癖から現在は勘当されている。火の精霊を共に連れ、気ままで当てのない自由な旅を続けている。
ガウデバ
破壊を司る神座、現在は眠りについているが、一度その封印が解かれれば全てを焦土と化すと言われている。
 
第1部 ザールック陣営

アーズ国
サウラ
ザールック星アーズ国の神器衆筆頭。ザールックにおける帝王軍との戦いを勝利に導いた男。
アリン
神器衆の一人、自身もすぐれた戦士だが、サウラが前線に出るため、第1艦隊の指揮官に専念する。
モニカ
アーズ国所属。総旗艦ローディスに乗り込む整備兵。サウラとは身分の違いを無視した良き喧嘩仲間である。
サルファー
神器衆の一人、本来神器衆は、個人戦闘に優れた集団だが、サルファーは智将であり、具体的な作戦をすべて取り仕切る実質上の軍師を努める。

ビーストバリア国
ベルーマ
ザールック星ビーストバリア国の実質的指導者。六界の存在を知り、その連合軍結成を提案したアーズ国に協力する。
龍牙
ビーストバリア国出身の傭兵。各地を転戦していたが、鬼龍・フレイミストとの戦いで疲弊しきった母国の実情を知り、帰還して将軍となる。

モルコア国
スレイマン
ザールック星モルコア国の将軍、アーズ国によるモルコア解放後、アーズ国と共に各地を転戦していた。

ザールック編その他の登場人物
第2部 ルーイガルド編

シャクティアナ帝国
ラスブロス
六界戦争を引き起こした張本人、帝王として六つの世界に君臨するが、真の目的は侵略ではなく、生物が存続する限り続く戦乱と平和の輪廻をただ見続けたいという思いを持つ。
スティニア
ラスブロスの娘だが、既に交流はない。
歴史を書きまとめ、様々な記録を残している。
ヘドゥラ
ラスブロスが子供の頃から身辺の世話をしてきた従者。ラスブロスの本音と弱音を唯一聞かされたことのある男。
ライプリッヒ
ラスブロスの部下。弁舌に長けた帝王軍の啓蒙責任者。時には脚色も交えて帝王の力を宣撫していく。
ルーン
両親を魔族に殺されてはいる境遇にもかかわらず、自分を参謀として拾った帝王軍のために様々な策を献策をする。眼鏡の位置を直す癖がある。
シャクティアナ帝国 帝王親衛隊
ザグリード
帝王ラスブロス直属の親衛隊長。厳格な性格で、時にはラスブロスにも臆することなく進言する。
グラスシード
ザグリード直属の部下。命令を忠実に守る事に関しては右に出るものがいない。
バーナ
ザグリード直属の部下。実戦指揮を執り、ザグリードの意図をいち早く汲み取り行動する。まるで、別々の場所に親衛隊長が二人存在していると揶揄される。
イルザ
かつてバーナの配下であったが、自らを鍛える旅に出て、流浪の身となっている。
シャクティアナ帝国 ルーイン部隊
ルーイン
かつてラスブロスに対して反乱を起こし、敗れたものの、その器量を見込まれて許されて帰参、以後は帝王の懐刀としてあらゆる方面で活躍、帝王との戦いで受けた傷を誇りとしている。
ローラル
ルーイン直属の部下。
ガイ
ルーイン直属の部下。剛毅な男で、部下からの信任も厚い。
コズエ
元々はシャクティアナ帝国の将軍だったが、地位を捨て、山賊になっている。何故か不運な目にばかりあう。

フェルトビーン帝国
チカ 【VOICE:五月雪夜】
フェルトビーン国女帝、自身も優れた術者であるが、生まれたときから権力を持っていた為、性格は高飛車。しかし、帝王ラスブロスだけは尊敬し、シャクティアナ帝国の為にあらゆる謀略、策略を惜しみなく発揮する。
バッチ
猛将として各地で手柄を重ね、その実績は既に領主になるべきものだったが、血でぬれた手で民を治めることはできないと、頑なに固辞、いまでも一将軍と言う立場を貫いている。
ルカ 【VOICE:櫻華美蘭】
放浪の術師、格闘にも優れた武闘派魔術師将軍として各地を転戦、傭兵活動を重ねた末にその腕を買われてフェルトビーン帝国に雇われることとなる。
ゴルゴダ
腹黒い男、とても正攻法と言えない手段を用いて勝利を重ねてきた。自らの地位を向上させることに拘り、仲間すらも自分の出世に利用しようとする。
ダスト
帝国将軍だが、自らの手腕ではなく、先祖の武勇によって現在の地位を手に入れている。上には媚びへつらい、下には厳しい男。
リナ 【VOICE:桃華れん】
同時に複数の精霊を召還するという、高度な技を使いこなし、高い魔力を秘めた魔族の将軍。
カルザイア
四牙将の一人。フェルトビーン国と国境を接する小国の警戒に配備されていた実戦派の将軍。その外見通り、真正面からの力押しを得意とする。
ベスア
四牙将の一人。老将だが、引退を快しとせず、常に前線に赴いていた。その腕力と戦闘力は、老人とは思えないほど力強い。
ウィッカー
四牙将の一人。特殊な法術部隊を率いる男で、部隊運用による奇策を得意とする。捨て子だったアイリを拾い、育てた。
アイリ
エルフは本来人々の戦乱にほとんど関与しないが、自分を拾ったウィッカーを兄と慕い、彼の副官として戦いの道を選んだ。だが、能力ではなく、兄の口利きで数合わせとして四牙将にいることには不満を持っている。
ジモド
帝都の神官。太陽神リリィのみを唯一の宗派と信じ、それ以外の宗派を全て邪教と決め付け、全ての行動が宗派統一のための聖戦と信じ込んでいる狂信者。

ロスティック国
レフィル
ルーイン配下であったが、疎んじられ、現在はロスティックに仕官している。

サルディーシャ国
カルス
魔族出身ながら、サルディーシャで数多くの手柄を上げた将軍、その武器には法術が施され、光の槍で敵を貫き、正面に翳すと光の盾が生まれる。
ガディア
大剣を振り回す歴戦の戦士、一兵卒からのたたき上げで、体中についた傷跡を誇りとしている。
クルス
寡黙な隠密、与えられた任務を黙々とこなし、自らの命すら任務達成の道具と見なしている。

ザルカ国
ルナ
ザルカ国の魔女。名家の次女だが、ある目的をもって残虐な動物実験を繰り返した結果、家を勘当される。
アルミス
ザルカ国で毎年行われるトーナメント大会の審判を努める。ルナの姉。
ボルス
ザルカ国将軍、野望は高いが、それに手足が追いつかない男であったが、ヴィルガードの力を自分のものにできると知り、大会を利用して本格的に野望を燃やす。
ヴィルガード
かつて大地を焦がしたという神座、人間達に倒されたが、その生命力は強く、あくまでも眠りについていただけのまま数百年の時を経て発掘される。
レキレキ
ルーイガルドに時々現れるという謎の存在。

ザルカ国その他の登場人物

その他
バルザック
元々はシャクティアナ帝国の猛将であったが、常に強い敵を求める彼は、ルーインやザグリードとの戦いを求める様になり、やがて国を出奔していく。
ネームレス
ルーイガルドを飛び交う死の商人。武器、情報を商売道具として、あらゆる陣営に売り込む。