プロンテラ南に位置する平原・・・
そこでは賑やかにギルド募集や露店、仲間集めが行われていた。
この付近には弱いモンスターがほとんどでありしかもそいつらから襲ってくるようなことなどない。 その安心とスペースの広さからの賑わいだった。
しかし・・・クルセイダーが一息ついてそんな喧騒にゆだねながら休んでいるとどこか一角から怒号と悲鳴が聞こえてきた・・・おそらく初心者が苦戦しているのであろう。 最初はそう思っていた。 しかし悲鳴の数はさらに・・・いや爆発的に増え・・・しかも近くに迫っている。
 クルセイダーはその悲鳴の元を確かめるために腰を上げ少し移動した。 すると幾ばくも歩かぬうちにそこには屍の山があちこちにできていた。
「これは・・・?」とあまり理解もできないでただ、そういう呟きしかできない。
 そして近くにいるハンターやプリーストが倒れるとその場にこの惨劇の張本人たちが姿を現した。 人の形を取り、近寄り虐殺するドッペルゲンガー、人の夢を弄ぶナイトメア・・・の一団であった。 相手が一体であろうとかなわないであろうボスモンスターがこの場にいる・・・なぜに? そうクルセイダーが考える暇もなく狂気の叫びを上げてドッペルゲンガー達が新たな獲物・・・クルセイダーに近づいた。 ハエの羽を使って逃げるのが1番良策であろう・・・しかし後ろにまだいる人達の為、そして守らねばならない彼女の強い信念とクルセイダーの誇りにより彼女は剣をとりドッペルゲンガー達に立ち向かった。 
「ここから通すわけには行きません・・・かかってきなさい!」
結果はすぐにクルセイダーにつきつけられた。 わずかな時間でめためたにやられ、立ち上がる気力が残らないほどのぼろ雑巾にされてそのあたりにうち捨てられた。 そしてドッペルゲンガーはクルセイダーを踏みつけ新たな獲物に向かって前進した。

体が動かない・・・あちこちぼろぼろでもう動けない・・・そんなクルセイダーに何かがのっかかって来た。
「え?」驚くクルセイダーは顔を上げる・・・そこには怪我をして怒りの表情を浮かべるポリンの群れがいた。 恐らく初心者が中途半端に手を出してそのままにしておいたものだろう。 だがそのポリン達はあちこちの体の痛みで動けないクルセイダーに脅威なのは変わらなかった。 ポリン達はすぐにこちらが動けないと判断するとドッペルゲンガーに破壊された鎧の隙間から胸、そして・・・秘部に対して自分の体をこすり付けた。 それはとっさに判断しにくく、そしてクルセイダーは冷静さをなくし顔に恥辱を浮かべながら叫んだ。
「こら! 何をするの? やめなさい!」そう言った所でポリンたちの動きは止まらない、だんだんとクルセイダーの体が火照ってくる・・・それは聖戦に備え身を清めてきた彼女にとって味わったことのない感覚だった。 ポリン達がクルセイダーがもがくのを見てどうとらえたのかわからない・・・しかし離れるとポリン達が固まって相談をはじめた。
『たす・・・かった。』そういう考えが頭に浮かんだ。 この惨状だ異変を察知した人がそのうちここら一帯に集まってくるだろう。 そう考えていた時だった。 ポリン達がまた接近してクルセイダーの秘部にとりついた。
「っ・・・!」嫌悪感しか伝わってこない・・・その嫌な感覚にまたクルセイダーは取り付かれ身をよじらせた。 それを見たポリン達は自分の体の一部をゲル状に変えてクルセイダーの秘部に突き刺した。
「ちょっと! 何をする気!?」そう顔を赤らめて叫んだところで何も事態は変わらずむしろポリンたちの行動はエスカレートしていった。 液状でしかも自分のあそこをぐちゃぐちゃといったり来たりしている・・・当然気持ち悪い。 しかし体は彼女の心とは違う反応を見せ始めていた。
「はぁ・・・はぁ・・・っ。 ・・・ぁっ。」息が荒くなり、体が熱くなり、自分でも思いもよらぬ喘ぎ声をあげはじめている。
「あっ・・・、何で? どうしてこんなに・・・。 ああぁーーー!」どうにも気持ちよくて・・・どうにも流されてどうなってもいい感情が彼女の大部分を占めていた。 こんな普通では考えられない・・・アブノーマルな状況なのに・・・。




その恥辱はしばらく続けられた・・・身をよじらせるぐらいしかできない彼女にとって拒絶することもできない・・・そしてその後どうなったか、想像にお任せします。

(SS:怠情な人)