蜉蝣戦記武将録
名前 リディ・ローザ
生没年 682-729(47)
武器 剣、槍、弓矢
英霊名 華姫
属国・身分 ロードレア将軍
ベルザフィリス将軍
能力
内政
外交
魅力
単騎
統率
智謀
84
38
87
95
96
83
略歴
アレス子飼いの隠密の中で最も優秀な働きをしたため、アレスが将軍に抜擢した。
将軍としては、698年「ロードレアの内乱」が初陣となるが、この戦いで隠密としてだけではなく、指揮官としての才能もアレスの期待に応えたリディは、以後も指揮官と隠密を両立させ、第2次ディースの戦い(702)では敵本陣への奇襲もやり遂げ、いつしかルーと並んで「遅れてきた英雄」の代名詞となるほどの成長を遂げる。

ヴェリアの大遠征(703〜705)には主力部隊として参戦するが、この遠征で主人であるアレスが戦死した後、ヴェリアは酒とルフィに溺れてリディに冷たくあたる様になり、見かねたバイアラスはリディを守り、いつしかリディはバイアラスを新たなる主と決め、直属隠密となる。
バイアラスの一月の別離酒によるロードレア国脱出にも付き従い、ベルザフィリス国で猜疑の眼で見られた生活を共に過ごすが、ルーディアの擁護により猜疑は消え始め、持ち前の生真面目な性格と、将軍としての才能から諸将の信頼を得る。

707年のノリアの戦いの頃には、既にベルザフィリス国の主力将軍となっていた。
ロッド国が降伏したことにより、ラディアの仇ギザイアを討てなくなったバイアラスは、城内で私闘を演じようとするが、これを身を呈して止めた。

天下分け目のヴァイグの戦い(710)では、集結に僅かに遅れているベルザフィリス陣営を敵の強襲から守るため、わざと隙だらけの布陣をひく。これに罠だと警戒したロー・レアルス国の先発隊は、両軍集結まで攻撃を仕掛けることができなかった。
決戦ではゼノスと一騎討ちを繰り広げ、ゼノスさえも彼女の腕に感嘆し、リディも戦後、この戦いで戦死したゼノスの墓を作ることでこれに答えた。
また、戦局を覆すべく仕掛けられたルーの本陣突撃に、ただ一人動揺しなかったたことが、結果的に勝敗を別ける鍵となった。
ルディックの陣(711)では、共に遅れてきた英雄と呼ばれたルーと直接対決、彼の突撃からガイヴェルド本陣を守るもリディは負傷。
この傷は想像以上に深く、彼女は二度と槍が持てなくなるほどであった。

天下平定後はアレスの墓をつくり直し、与えられた領土の治世を勤めながら静かに暮らすが、「国崩れの乱」でバイアラスの死を知ると、衝撃のあまり失神、その後は政界から身を退いて余生を送る。
生涯アレス、バイアラスの為に生きた。
人物
・隠密という立場もあったが、生来の性格から、必要以上の事をほとんど喋らず、普段は無口、無表情であった。ルフィが彼女を苛め続けたのは、彼女の感情のない顔が気に入らず、リディの悲鳴を聞いてみたいと思っていたからだという。